車力村とモンゴル国との交流
モンゴル国の概略
モンゴル国は中央アジアの東部に位置しており、人口約240万人、国土面積は156万5千平方 kmで日本の国土の約4倍の広さを有し行政上21県に分かれています。
気候は典型的な 大陸性気候が特徴です。


 首都 ウランバートル 「赤い英雄」という意味です。
 モンゴル国といえば大草原を想像しますが、首都であるウランバートルはそうでは ありません。ウランバートルはモンゴル全体の四分の一にあたる60万人ほどが住んでいます。高層住宅や工場などが建ち並ぶ近代都市でありながらその一方で[ゲル] と呼ばれる移動住宅を好む人々も多く、たくさんのゲルもあります。  
 街は大きく分けて、行政機関、分化施設などが集中する中心街、工場地区、ゲルや平屋の住宅地区、新しいアパート群が建ち並ぶ地区があります。道路は広く、市内交通機関は、日本製のバス、ロシア製トロリーバスが走しています。  ウランバートル市内は、ザイサン丘に登ると一望することができます。街の中心地のスフ・バートル広場では、スフ・バートルの像が見られます。スフ・バートルとは1921年の革命の指導者です。  ウランバートルの年間平均気温は−2度であり、夏には最高気温30度をこえ、冬は 最低気温−30度を下回ります。このように寒暖の変化が大きいです。

モンゴルの家 ゲル
 モンゴルの遊牧民たちが住んでいるゲルです。 「ゲル」とはモンゴル語で「家」を意味し、現在では遊牧民の住む家を示しています。草原に白く点在するものが見えれば、それがゲルです。
木とフェルトで出来た組み立て式移動住宅です。円形の骨組みの上に防水性の布をかけ、トーノと呼ばれる天窓が開いています。
 遊牧民たちは、四季に合わせて移動しなければなりません。移動の際にはゲルを 分解、組み立てするのですが、それは3〜4人で1・2時間ほどで出来てしまいます。 最初に組み立てる場所を決定します。そしてドアが南に向くように設置し、組み立てを開始します。  ゲルの中心にはストーブが置かれ、その奥が主人、入り口右側が女性・子供、左側は 男性・客人の席となっております。北奥の最上席には仏壇が置かれます。  民族の伝統である遊牧,それに適した移動式住宅のゲルは、最もモンゴル的とも言えるものです。

車力村とモンゴル国との交流のきっかけ
  平成2年8月、成田佐太郎村長が初めてモンゴル国を訪問した際、農業研修生の受け入れを 強く要請され受諾したのが交流の始まりです。
  モンゴル国の大部分は広大な草原が占め、それを活用した遊牧方式による牧畜生産が農牧業 の70%を占めている牧畜国です。
 その中において、食糧難が続いているため米、野菜、果物 に対するニーズが高まってきています。このためモンゴル国農牧省から新しい農作物の導入、 栽培技術の習得及び生産性の向上などの分野で、当村に対して強い農業技術協力の要請が あり、農業研修生の受け入れが始まりました。