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小川原湖の自然 |
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小川原湖は、三沢市の北西側にある面積64.8Km2、最大深度25mの、日本で11番目、県内で1番大きい汽水湖であります。仏沼の北側約3Kmの高瀬川によって太平洋と接し、満潮時には海水が逆流し海水と淡水が混合するので、湖北部にはボラ、サヨリ、シラウオ、シジミ、湖南部ではフナ、コイ、ナマズなどが生息しています。冬期には、ハクチョウ、ガン、カモ類が数多く渡ってきます。冬鳥が一斉に北帰行を始めます。国の天然記念物に指定されているマガン、ヒシクイは、小川原湖や仏沼周辺の水田地帯で餌を採り羽を休めています。群れで空を竿になったりカギになったりして飛ぶ雁の姿に感動します。マガンとヒシクイで俗に「カリ」と呼び、その優雅な飛行は多くの人に親しまれています。ヒシクイの名は植物のヒシを好むからで、カリという名は「カワハハン、カワハハン」という鳴き声が大空の遠くから「カリ、カリ」と聞こえるので呼ばれるようになったようです。小川原湖には、10〜11月と2〜3月に訪れ、一群(50羽ぐらい)は一週間位滞在します。(観察場所=湖北の仏沼干拓地付近の水田。警戒心が強いので観察には注意が必要です) |
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小川原湖に渡来するワシは、国の天然記念物であるオジロワシとオオワシで、オジロワシは名の通り、尾が白く、オオワシは尾と羽の一部が白い。オオワシはオジロワシより大型で羽を広げると2メートル以上になり、日本のワシ類中最大・最強です。冬期は本州中部まで南下して越冬しますが、何れも、ハクチョウやカモの大群がいる湖沼の安全な場所に限定されます。両種とも、魚類を主食にしていますが、湖が結氷するとハクチョウやカモを捕食するようになります。ワシよりハクチョウの方が飛ぶのが早いのでワシがねらうのは病弱なハクチョウです。健康なハクチョウは、そのことを知っているので、ワシのいるすぐ側でのんびりと餌を食べている事があります。仏沼に近い小川原湖の北部で2月〜3月によく見られます。 |
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オオハクチョウの飛来水域は、遠浅の続く小川原湖の北部湖岸に多い。10月に飛来するが銃猟が解禁される11月姿が見られなくなり銃猟が終了する2月下旬から3月に1,000羽ほどの群れを成すことがあります。小川原湖のハクチョウは、野生そのままで、警戒心が強く、昼はもっぱら安全な氷上で休み、日没に周辺の池沼に移動して採餌、夜明けとともに氷上に戻る。人工餌により過保護になった今日のハクチョウの中では貴重な存在です。厳冬期の朝早く三沢市内の上空を通過して、小川原湖へ戻るハクチョウを見たら頑張れ!と声をかけたくなります。 |
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三沢市の海浜植物について |
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三沢市の仏沼の東側にある天ヶ森から砂森海岸は、数少なくなった自然な砂浜です。去年の夏に海浜植物調査を有志で行ないました。かつて、果てしなく長く続く砂浜が堤防などで少なくなったと感じました。海浜植物群落も少なくなり、帰化植物、雑草の進出が多く見られました。その中で、自然度が高いと思われたのは、天ヶ森から砂森海岸でした。特にシロヨモギ(きく科)もの群落が見事でした。少し大袈裟に言いますと、見渡す限りの、白い絨毯を敷き詰めたようなシロヨモギの大群落は、日本一であると思われ価値あるものと思われます。県内にはこれほど見事な群落は外にはなく、シロヨモギの自生地でも、これ程、密度が濃く大規模の群落は見覚えがないとかつて調査をされたO先生が話されていました。さらに、先生は「この大群落は、人為的影響の許に成立されたものと思われます。即ち、人為的な干渉に弱い海浜植物が衰退した跡に、比較的強いシロヨモギが進入して見事な大群落を形成したものでしょう。さらに人の干渉が加われば、帰化植物や雑草の群落に置き換わると思われます。三沢の海浜植物は、シロヨモギの見事な群落に代表されます。その他の海浜植物も、やはりシロヨモギの多い場所に多く分布するようです。花のきれいなものをきれいな順にリストアップしてゆきますと、まず、すみれ科の植物・らん科の植物・ウンラン(ごまのはぐさ科)・コハマナシ(ばら科)・ハマエンドウ(まめ科)・コハマギク(きく科)・ハマベンケイ(むらさき科)・ハマヒルガオ(ひるがお科)・ハマニガナ(きく科)・スナビキソウ(むらさき科)の順だと思います。花期は何時頃か、その花の最も美しいのは、何時か、何処に分布するのかを知っていることは宝物を持っているのと同じ価値があると思われます。感激して写真を撮りました。海浜植物の写真を写していますと、朝から出かけていって一日飽きることがありません。豊かな気持ちになって、夕方満足して変えるのが常です。是非、海浜植物の生育する砂浜を多く残しておいてほしいものです。 青森県で唯一の生育地であるものや、日本における北限のもの、また日本的な希産種で、絶滅が心配されているものがあります。分布は神奈川県から三沢にかけての、太平洋沿岸のクロマツ林に限定されます。もう一つは、天ヶ森から、仏沼近くの小川原湖岸にかけての海浜植物群落です。これまでの調査によれば、自然度が10と評価されています。是非保護してほしい。」と話されました。自然度が10という評価は、最も良好な植物群落というわけです。三沢の主な海浜植物を五十音順にリストアップしますとウンラン・オニシバ・ケカモノハシ・コウボウシバ・コウボウムギ・ハマナシ・コハマギク・スナビキソウ・ハイネズ・ハマエンドウ・ハマスミレ・ハマニガナ・ハマニンニク・ハマハコベ・ハマハタザオ・ハマヒルガオ・ハマベンケイ・ハマボウフ・ハマムギなどの22種であります。 |
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