第5.6学年 目名っ子タイム 活動案
平成12年11月15日(5校時)
5年生 4名 , 6年生 3名
指 導 者 山 本 光
活動場所 視 聴 覚 室
1.単元名
「目名の紹介をしよう」(11/18本時)
2.単元について
本校では総合的な学習の時間の名称を「目名っ子タイム」とし、本年度は年間35時間行う。学習の内容については、最初の取り組みであるため地域に関わるものを題材に取り入れることとした。
目名は地域全体が緑におおわれ、目名川もあり自然豊かな地域である。また、農業が比較的盛んで、牛の飼育を行っているところもある。さらに、目名神社に伝わる大神楽は下北でも代表的なものであるなど、様々な特色を持った地域である。
しかし、児童は「目名ってどんなところですか。」と質問されても、うまく答えることができない。このことから目名のことをよく知っているわけではない、また、知っていてもうまく表現することができないでいると思われる。実際、本校はインターネット上にホームページを開設し学校での活動のようすを公開しているが、学校がどんなところにあり、目名がどんなところかを児童が紹介するページはない。また、国際理解に関する学習の一環としてALTの学校訪問を要請し、今年度は新しい先生を迎えたが、学校や地域の紹介はしていない。
これらのことから、自分自身のふるさとであるこの地域のことを良く知り、自信を持って「目名」を紹介できる児童に育てたいと考えた。
そこで、地域のどんなところを詳しく調べたいか考え、調べ、発表することで、自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考える資質や能力を育てることができると考え、本単元を設定した。
3.児童について
児童は普段から外で遊ぶなどの生活の中で、様々な地域の様子を見聞きしている。学校では1・2学年の生活科で通学路を中心とした地域の様子について、3・4学年の社会科で地域の人々の生活や自然環境、地形などについて学習している。また、5・6学年では社会科の学習で「目名の歴史」について簡単に調べ発表することを行った。
児童の多くがこれらの学習活動を、自分の住んでいる地域について関心をもち、意欲的に行ってきた。しかし、学習したことを基に新たな課題をもって学ぼうとはしていない。
事前調査の結果、目名を知らない人に自分たちの住んでいる地域を紹介するとしたら7人中4人が「自然が多く田もある」ことを、3人が「郷土芸能」のことを紹介したいと答えた。しかし、今紹介できるかという問いには、7人とも今は簡単にしか紹介できないと答えた。また、紹介できるようになるためにどうするかという問いに対しては「地域の人に聞く。」「資料で調べる」「実際に見て調べる」という答えが出された。このことから、児童は地域のことについて一人ひとり調べてみたいことはあるが、その方法については漠然としたものしか無いことがわかる。そこで、実際の活動に当たっては、初めの段階で、具体的に何についてどのように調べ、どうまとめるかを明確にしておく必要があると考えられる。
コンピュータリテラシー面では、キーボード入力や基本的なソフトの利用方法ついては多少の差はあるものの全員がある程度使いこなすことができる。特に数名の児童は一度見た操作方法をすぐに覚え、ソフトウェアを利用している。また、主に物事を調べる手段としてインターネットを利用したり、発表の手段としてワープロソフトを利用することが多い。
インターネットを用いた他者との交流については6年生はあまり関心を持っていないが、5年生は積極的で、メールの返事を書くなどしている。しかし、受け身の立場でいることが多く、こちら側から積極的に交流しようとすることは少ない。
そこで、本時では自分の考えや活動の様子をインターネットを通して発表し、意見や感想を募ることで、自分たちから主体的にコミュニケーションをとる能力を育てていきたい。
4.単元のねらい
・ふるさとである「目名」について、より詳しく知りたいという願いを持ち、それを解決するために自ら進んで活動しようとする態度を育てる。
・地域を理解することで、地域社会に進んで関わっていこうとする態度を育てる。
情報教育面
・様々な情報から必要な情報を取捨選択する力を養わせる。
・自分の考えをインターネット上に公開して意見や感想を求め、それらを今後の学習活動へ活かすことができるようにさせる。
5.単元全体活動計画(18時間扱い)
| 時間 |
学習活動 |
活動内容 |
支援 |
評価 |
@
|
自分が生活している「目名」をふり返る。
・うまく紹介できない。
・まだまだ知らないことが多い。
|
・今年初めて来たALT のエレンさんや学校の HPを初めて見た人は 目名がどんなところだ と思っているか想像す る。 →目名を紹介したい。 |
・教師による「目名っ 子タイム」の概要説 明。
・記録用紙等の配布。
・学習の仕方の確認。
|
・何を学習するかが 理解できたか。
|
A
|
自分のテーマを決めよう。
・調べたいことを出し合 って分類する。
・農業のこと。
目名でとれる作物。
・神社や祭りのこと。
神社の歴史。
目名大神楽の歴史。 |
・各自の取り組みたい事 柄を出し合う。
・必要に応じてグループ 分けをする。
・各自のテーマを決定す る。
|
・他の人の発表を聞く 態度に留意。
・テーマ設定の妥当性 について。
・調べ方について指導。
・総合的な学習の時間 について取り組んで いる学校等にメール で協力依頼をする。 |
・自分の取り組みた いことが表現でき たか。
|
B
C
|
活動の計画をたてよう。
・実際に行って調べる。
・地域の人にインタビュ ーする。
・模造紙にまとめる。
・新聞を作る。 |
・今後の活動の計画をた
て、計画表を作る。
・グループで活動する場 合は役割分担をする。
・活動計画をHPに掲載 し、メールで感想や意 見を募る。。 |
・資料収集の方法につ いて相談にのる。
・計画表の使い方。
・人材リストの紹介。
・校外での活動や取材 の方法について指導 する。 |
・課題が焦点化でき たか。
・適切な役割分担が できたか。
・課題への興味関心 が高まっているか。
|
D
E
F
G
H
|
目名について調べよう。
・計画に沿って活動する。
・活動の経過を随時HP に掲載する。
|
・資料の収集。
・調べたことを分類し、 整理する。
・中間発表の準備をす る。
・まとめたものをHPに 掲載する。
|
・収集した資料の整理、 活用の仕方を助言す る。
|
・自主的な資料の収 集などができたか。
・収集した資料が活 用できるか。
・協同活動ができた か。
・計画の見直しが必 要か。 |
I
|
中間発表をしよう。
|
・中間発表をする。
・感想や意見を発表し合 う。 |
・計画、実施、評価の 観点から助言する。
|
・これまでの成果に ついて自己評価。
|
J
本
時
|
活動の見直しをしよう。
|
・計画とのズレや部分的 な変更、発展を点検し 場合によっては計画の 修正をする。
・メールで寄せられた感 想も参考にする。
|
・さらに必要となる資 料の収集について助 言する。
|
・中間発表やメール をもとに、計画を 見直すことができ たか。
|
K
L
M
|
目名について調べようU。
|
・見直しをもとにした追 加的な作業をする。
・成果の点検。
|
・協力して活動できる よう助言。
|
・新しい発見や成果 ができたか。
・発展的な課題が見 つかったか。 |
N
O
|
活動報告の準備。
|
・調べたことのまとめを する。
・調べたことの作品化。
・発表の練習をする。 |
・まとめ方、発表の仕 方について。
|
・よりよい発表のた めの工夫ができた か。
|
P
Q
|
発表会をしよう。
調べたことをHPにのせよう。 |
・友だちの成果に学び、 互いに評価する。
|
・よりよい発表の仕方 を助言する。
|
・友だちの発表から学 ぶことができたか。
・自己評価。
|
※ HP・・・・・・ホームページ
6.校内研修との関わり
(1)研修主題
学習意欲を高め、コミュニケーション能力を育成する指導法の研究
インターネットの活用を通して(3年次)
(2)研究目標
学習意欲を高めるために直接体験を数多く持たせる。それらを自主的に自己表現し、コミュニケーション能力を育成するために、インターネットの活用を通して情報教育をすることが有効であることを実践を通して明らかにしていく。
(3)研究仮説
直接体験を児童が主体的にホームページ上やメール交換を通して自己表現していくことにより、コミュニケーション能力を身につけることができるのではないか。
(4)校内研として検証したい点
@ 調べたことや自分の考えをインターネットを用いて発表し、それに対する感想を得ることから、進んで自己表現しようとするのではないか。
A 他者からの考えや意見を取り入れることにより視野が広がり、学習への意欲へつながるのではないか。
7.本時の活動
(1)ねらい
・中間発表やメールでの感想をもとに、よりわかりやすい「目名の紹介」になるように計画を見直すことができる。
・学習の過程をホームページに掲載することができ、広く意見を求めようという気持ちを持つ。
(2)活動の実際
| 段階 |
児 童 の 活 動 |
留 意 点(評 価) |
つ
か
む
5分
|
1.メールで届いた中間発表の感想を紹介する。
2.本時の活動内容を確認する。
|
・いくつか発表し、印刷したも のを配る。
・大きな変更ではなく計画の修 正、追加であることに留意さ せる。 |
活
動
す
る
35分
|
3.中間発表で出された感想や、届いたメールをもと に計画の修正をする。
・計画を部分的に変更する必要があるか考える。
・追加して調べる必要があるものを確かめる。
・新たな活動計画をたてる。
調べること、方法を明確にする。
グループの場合は役割分担をする。
・修正した計画をホームページに掲載する。
待つ時間を利用して今日の感想・反省を記録 する。
|
・目名を紹介するにあたって、 目名の良いところをわかりや すくまとめ、発表するという ことについて、常に立ち返っ て活動を進めるよう働きかけ る。
・追加して調べる場合に必要と なる資料の収集について助言 する。
※ 評価 @
※ 評価 A
・後日、修正した計画について、 意見や感想が届いた場合、必 要に応じて参考にする。
|
ふ
り
か
え
る
5分 |
4.追加して調べることや、今日の感想を発表し合う。
5.次時の確認をする。
・次時は見直しをもとにした追加的な作業をする。
|
・自己評価する。
|
(3)評価
@中間発表やメールでの感想をもとに、よりわかりやすい「目名の紹介」になるように計画を見直すことができたか。
A学習の過程をホームページに掲載することができ、広く意見を求めようという気持ちを持てたか。