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広報くろいし2005年11月1日号より
くろいし魅力百選 その90
石割楓と薬師寺

   

石割楓
 

 市内山形地区温湯町内の温湯字鶴泉地内には、禅宗三派の一つ黄檗宗の薬師寺があります。

 その境内の石段を登った東側には大きな岩があり、それを割って岩上にまたがる形で、根を四方に大きく広げた”楓の樹”が生えています。

 楓は、その風ぼうが岩手県盛岡市の「石割桜」に似ていることから「石割楓」と呼ばれ、昭和58年2月1日に市天然記念物の指定を受けました。

 樹は、カエデ科カエデ属のオニイタヤカエデで、樹齢400〜500年で、樹高が11.8b、根元幹周6.1b。

 樹幹には、大きな空洞ができていますが、樹勢はおおむね良好で、毎年11月上旬ごろ、緑色の葉から黄色がかった茶色になり、季節の移り変わりを知らせてくれます。


 一方、薬師寺は黒石にいた花山院忠長が、寛永元(1624)年、温湯を訪れた際に薬師如来を安置したという言い伝えがあるほか、延宝6(1678)年、その傍らの庵を宗運が譲り受け、翌7年、黄檗宗の道場を初めて開いたと伝えられています。

 天和3(1683)年には、黒石二代領主・信敏が「宝巌山法眼寺」と命名しましたが、元禄4(1691)年、領主の祈願所として山形町に移転。

 温湯には庵寺が置かれ、薬師堂と称された後、享保9(1724)年に弘前五代藩主・信寿が境内の紅葉を賞賛し、「瑠璃山薬師寺」の寺号を授けました。薬師寺の境内

 同宗の寺は、全国に約500、東北に15あると言われていますが、県内には3寺ありそのうち2寺(法眼寺と薬師寺)が市内にあります。






   


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