ホームくろいし魅力百選>その73「黒森山浄仙寺・文学の森」

広報くろいし2004年5月1日号より
くろいし魅力百選 その73
−黒森山浄仙寺・文学の森−

 







































 












































































 花菖蒲(はなしょうぶ)の名所としても有名な黒森山浄仙寺。境内の裏山には、郷土が生んだ文人の文学碑が数多くあり、「文学の森」と称されています。

 本市名誉市民である秋田雨雀(うじゃく)が、昭和37年5月12日に死去。これを偲(しの)んで同年6月、浄仙寺裏山に、弟子であった柴田久次郎(きゅうじろう)らが、雨雀をはじめ鳴海要吉・丹羽洋岳(にわ ようがく)の文学碑を建立しました。

 同40年には、長谷川闇五郎(やみごろう)・天内浪史(あまない ろうし)・中村海六郎(うみろくろう)の碑を建立。境内には、計6基の碑が立ち並び、その一帯が「文学の森」と呼ばれるようになりました。

 その後も文学碑の建立が続き、平成12年には、計14基を数えるなど、市内の観光名所として、年々人気も高まってきています。

 黒石市出身で、全国的にも文人として知られるのが雨雀・要吉・洋岳の3人。

 雨雀は、詩や小説・童話・戯曲作家としても著名で、島崎藤村や夏目漱石などとも交流。演出家としても知られていますが、一番多く書いたのは童話で、130編を数えます。

文学碑をのぞき込む人たち 要吉は、口語短歌の創始者として知られ、ローマ字歌集「土へかえれ」なども出版。様々な受難の中で、常に己の信じるものを求めた歌人。

 洋岳は、少年時代に病気となり、不自由な身体ながらも本県短歌の草創時代を築いた人物で、若山牧水・石川啄木の指導を受けました。

 5月9日には、黒石文学会(山形敏英会長)などが主催し、今年43回目を迎える「文学の森まつり」が開かれます。

 風薫る5月。新緑に囲まれる「文学の森」で、碑群に刻まれる、時を超えた思いを感じてみてはいかがでしょうか。




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