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広報くろいし2003年8月1日号より
くろいし魅力百選 その66
−黒石よされ「元踊」−


 
 本市最大の夏祭り『黒石よされ』は、徳島の阿波踊り、岐阜の郡上八幡踊りと並び「日本三大流し踊り」に称されていますが、このよされ踊りの基礎となっているのは、『元踊(もとおどり)』といわれる古式の踊りです。

 元踊は、三味線・太鼓・鼓の演奏に合わせて1人が唄い、約10人の踊り手がそろいの浴衣・笠・白足袋に草履をはいて演じられます。

 『黒石よされ』の起源は古く、約500年前から行われていた盆踊りで、男女の恋の掛け合い唄であったといわれています。

 黒石の盆踊りが盛んに行われたのは、天明年間(1781年〜1788年)に家老の境形右衛門が、城下町に人を集める商業政策として始めたともいわれてあでやかな元踊います。

 この『よされ』の言葉の由来には定説がなく、@宴会に招かれた与三郎という人が、十分に酔うことができなかったため即興的にヨサレ≠唄い、家老たちがその意味を解して席をはずしたA酒席から邪魔者与三郎を追い出すために与去れ≠ニ言ったB豊作で楽しいときは仕事をして楽しく踊りなされ=A凶作で苦しいときはこのようなの中は早く去れ≠ゥら、『よされ』が生まれた―などの説があります。

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 明治30年以降、『黒石よされ』は絶えましたが、戦後になってから、黒石の商工会が町発展のため、『黒石よされ』を復活させました。

 さらに昭和35年以降、黒石商工会議所と黒石観光協会が、観光行事の一つとしてとりあげ、誰でも踊れるような現在の振り付けをして、今日に至っています。

 また同時期、稲穂が揺れて雀(すずめ)を追い払うという踊りの振りから、浴衣の図案が考案されました。



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