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広報くろいし2002年2月1日号より
くろいし魅力百選 その52
−雪のうまい利用コンクール−

 今号では、市子ども会育成連合会(村上源一会長)が主催する冬の恒例イベント「雪のうまい利用コンクール」を紹介します。


県内でも先駆的な取り組み
雪像づく り

 このコンクールが始まったのは昭和53年。以来、「家にこもりがちな生活の中で、雪を利用しながら健全な子どもの育成を図り、雪国の良さを体感しよう」と毎年開催され、今年で25回目を数えます。

 当初から運営に関わってきた村上会長は、「昭和52年から弘前市の『雪燈籠まつり』が始まり、54年からは青森市の『冬まつり』も開催されていますが、どちらも観光がメインで自衛隊を動員してのイベント。本市黒石のように、親子のふれあいを第一に考え、住民の手で全市的に行う取り組みは珍しかった」と話します。
村上源一会長
村上源一会長

 昭和57年ごろからは、各地区で独自の「雪まつり」を併催するまでに発展。雪を活用したゲームや遊びなども行われるようになりました。

 また、第1回が34団体だった参加数も年々増え続け、ピークの平成2年には72団体を記録。最近は、地域活動の減退なども影響してか、20〜30団体で推移しているものの、冬の恒例イベントとして広く市民に定着しています。

地域で培われた参加と協働

 毎年各地区では、地域の特色を生かした雪像や、世相を反映したものなど多種多彩な作品が登場しますが、このコンクールは単なる「雪像づく り大会」ではありません。

 審査項目には、アイディア・ テーマのほか、雪の利用度・地域の協力度なども含まれ、「いかに地域住民が協力して雪と楽しむか」が重要なポイント。そのため、毎年各団体とも、子ども会を中心に地域の老若男女が総出でこのイベントを盛り上げています。

 「これだけ長く続けられたのは、子どもの健全な成長を願う、育成会員や地域の強い意気込みがあったからこそ。 昨今、まちづくりに『参加と協働』という言葉が使われま すが、このことが地域で培われてきたんです」と村上会長。さらに、「黒石の新名物『雪だるまづくり』にも協力しながら、親子のふれあいを深める催しとして、これからも続けていきたい」と、今後の方向性を話してくれました。

受け継がれる親雪精神

 コンクールが始まって四半世紀。今では、当時小・中学生だった子どもたちが親となり、彼らが家族で雪とたわむれる光景も見られます。

 近年、県内外から注目を集める本市の「日本一の雪だるまづくり」ですが、大きな盛 り上がりを見せる背景には、「みんなで雪と親しみ、楽しもう」という、このコンクールで培われた親雪精神≠ェ土壌となっているといっても過言ではないでしょう。


今年の最優秀賞は牡丹平地区子連


 今年の「雪のうまい利用コンクール」は、1月27日に審査。雪不足の影響や「2月3日の雪だるまづくりに専念したい」との団体もあり、参加は例年よりも少ない14団体で したが、各地区では趣向を凝 らした雪像づくりや雪上ゲームなどが行われ、親子で楽しむ姿が見られました。

 審査の結果、牡丹平地区子ども会育成連絡協議会が、2年連続で最優秀賞を受賞。同地区では、「牡丹子冬まつり」の一環として、雪像づくりに 加えて雪上運動会を開催し、地域の協力度・盛り上がり度で高い評価を受けました。そのほかの入賞団体は次のとおりです。

▼優秀賞=元町子ども会育成会「元町ペガサス」
▼優良賞=▽浅瀬石地区子ども会連絡協議会「三世代交流の地区雪祭り」▽境松ひまわり子ども会「ファミリーハム太郎」
▼特別賞=西部地区子ども会育成連絡協議会



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