ホームくろいし魅力百選>その45「西馬場尻稲荷神社の大松・大杉」

広報くろいし2001年6月1日号より
くろいし魅力百選 その45
−西馬場尻稲荷神社の「大松・大杉」

 新村地区の西馬場尻稲荷神社(谷口常枝神官)に、松と杉が根元で一緒になった珍しい木があります。今号では、「良縁・家庭円満」に御利益があると伝えられるこの「大松・大杉」を紹介します。
     

 同神社の境内にある木の中で、最も太いこの松と杉は、2本とも長さ10mを超す大木で、杉はまっすぐに伸びているのに対し、松は斜めに伸び、根が杉の根元に食い込んでいるような形。杉の樹齢は不明ですが、樹木医の診断を受けた松は、約400年と推定されています。

 西馬場尻稲荷神社は、寛文5年(1665)8月に建立。 文政7年(1824)5月に伏見稲荷大社(京都府)から御神体を譲り受け、周辺住民から信仰を集めてきました。

 一般に、稲荷神社は五穀豊穣・商売繁盛・開運の守護神として奉られていますが、同神社には、この大松と大杉があることから、これらに加えて「良縁・家庭円満」に御利益があると伝えられています。
大松・大杉




木にまつわる良縁伝説
谷口常枝神官
谷口常枝 神官

 境内を案内してくれた谷口神官に、神社に伝わるひとつの言い伝えを聞きました。

 「その昔、村に東一という若い男がいた。ある晩、結婚を願う彼の枕元に神様が現われ、『稲荷神社の松と杉に祈願すれば、良い伴侶に出会うことができる』とのお告げがあり、早速神社へ参拝に訪れた。その後、猿賀神社の大祭 に行ったところ、そこできれいな女性と出会い、めでたく結婚。子宝にも恵まれ、生涯幸せな生活を送った…」  
        
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 昭和30年代までは、この大松と大杉にあやかって、同神社で結婚式を行う人も多くい たといいます。

 「この2本の大木は、平成3年の台風19号でも被害はありませんでした。長い年月を経て固い絆で結ばれてきたのでしょう」と谷口神官。

 2本の木には、今もしめ縄が飾られ、地域の氏子によって大切に保存されています。



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