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広報くろいし2000年8月1日号より
くろいし魅力百選 その36
        おおが 
−妙経寺の大賀蓮−
大賀連の花
うす紅色の大賀蓮の花
 市内京町にある日蓮宗法輪山妙経寺(最上知良住職)の境内には、八甲田連峰を借景したと伝えられる名園「揚光園」と呼ばれる庭園があります。

 園内には、カヤの木としては県内最古の巨木で、推定樹齢約7百年の県指定天然記念物「妙経寺のカヤの木」がそびえたっているほか、園中央の池では、錦鯉が悠然と泳ぐ姿が見られます。

 この池に、今年も蓮の花が咲きはじめたのは7月中旬ころから。うす紅色の大輪が咲き誇る様は、庭園の雰囲気と見事に調和して、落ち着いたたたずまいを見せています。

 千葉県の天然記念物に指定されているこの蓮は、1951年大賀一郎博士(元東京大学教授)が、千葉県浪花町にある東京大学検見川厚生農場内の地表下約4mの青泥中から発掘した種子(約2000年前のものと推定)を育成したもので、世界最古の古代蓮といわれています。

揚光園
八甲田を借景した名園「揚光園」



 現在生育している蓮は、発掘された3粒のうち千葉県農業試験場が周到な管理下で栽培に成功した唯一の子孫で、発掘・育成した博士の名前から、種子の名称を「大賀蓮」と命名されました。

 この株が同試験場から妙経寺の池に移植されたのは、平成9年3月。貴重な純粋種の子孫であることを明記する証明書が添付されています。

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 株分けして植えられた大賀蓮の花が咲くのは、早くて3年といわれてますが、ここに植えられた蓮は、その年の夏にはもう開花し、以来毎年鮮やかな花を咲かせています。

 深い緑に囲まれた庭園の中でひときわ異彩を放つこの花は、ここを訪れる人達の目を存分に楽しませてくれます。


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