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広報くろいし1999年12月1日号より
くろいし魅力百選 その30
− 白山姫神社とイチョウの木−

白山姫神社とイチョウの木
 白山姫神社は、別名「袋観音堂」といわれ、現在の鳥居近くに建てられました。

 大同年間(806〜810)に、坂上田村麻呂が創建したと伝えられていますが、文明年間(1469〜1487)のころ、南部大膳大夫によって再建され、天明8年(1788)に御堂が、現在地に移されました。

 現在は、津軽三十三観音霊場の27番目の札所になっており、"袋の観音様"として古くから多くの参詣者が訪れています。

 神社の鳥居の側には、大きなイチョウの木があります。

 推定樹齢4〜500年、樹高27・7m、根元幹周5・6mの雌木で、古くから袋の神木として親しまれているこの巨木は、「袋のイチョウ」として、昭和63年に市の天然記念物に指定されました。

 このイチョウの木には、次のような伝説があります。

 『大永年間(1521〜1582)は、台風の多い年で、大風が吹き荒れた。そして、神木が倒れ、社殿も壊れた。当時、別当職であった工藤衛門之介が庭にイチョウの木を植え、それ以来、「袋観音の神木」として住民に崇拝され、大木に生育した。』

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 この木は、県内でも5本の指に数えられる古木で、中弘南黒地方では弘前城跡二ノ丸のイチョウの木に匹敵しますが、平成3年の台風被害で、美しい姿がなくなり変形したのは、とても残念なことです。 

 神社の境内はいつも静寂さを漂わせていますが、紅葉の季節を迎えるとイチョウの葉が見事なまでに黄色く染まりあげ、趣のある風情をみせています。まもなく落葉し、もうじき訪れる冬支度に入ります。



黒石市指定天然記念物
 「袋のイチョウ」
 ▽指定年月日=昭和63年3月4日▽指定番号=第19号



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