ホームくろいし魅力百選>その18「県指定「私たちの名水」厚目内の寒水」

広報くろいし1998年11月1日号より
くろいし魅力百選 その18
−県指定「私たちの名水」厚目内の寒水−

県指定「私たちの名水」厚目内の寒水

 市街地から約20q、沖浦字青荷沢地内に、「厚目内の寒水(ひやみず)」があります。昭和62年、県の「私たちの名水」に指定された、おいしい水の湧水地です。

 毛無山(982m)が水源で、崖の途中から滝のように流れ出る水は、水量が安定し、四季を通じて枯れることがありません。その水温は、通年6〜8℃。寒水という名前のとおり「私たちの名水」の中では、最も水温が低いといわれています。

 湧水地周辺の水源保養林には、ブナやミズナラ・シラカバ・モミジなどの落葉樹が茂り、落ち葉がスポンジの役目を果たして水を吸収。ゆっくりと地下に浸透しながら、長い年月をかけて湧き出しています。


きれいな水を後世に残したい

 厚目内地区は、終戦直後の昭和21年に入植した開拓地で、寒水は入植当時から地区民の飲料水として利用されてきました。

 現在は、厚目内水道組合が管理。同地区と葛川平地区の飲料水や農業雑用水に使用され、地区住民にとっては、欠かすことのできない生活用水でもあります。

 厚目内地区行政連絡員・森山茂雄さんは、「名水に指定されてからは、寒水に関する問い合わせが多くなりましたが、湧水地周辺への入山は、できるだけ遠慮してもらっています。私たちは、子どもたちの世代まできれいな水を保つために、まず山を汚さないように努力しています」と話してくれました。

 同地区では、春と秋の年2回、地区民総出で水源地を清掃。このうち春には、厚目内小・中学校の児童生徒も参加し、水の尊さを身をもって体験しながら、大切に保護しています。

清掃作業
清掃作業には児童生徒も参加


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