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広報くろいし1998年5月1日号より
くろいし魅力百選 その12
─桜の回廊 御幸公園下─

桜の回廊 御幸公園下

満開になった蝦夷館の桜
満開になった蝦夷館の桜
 御幸公園は、明治33年、旧黒石藩主陣屋の馬場跡を整備し、「黒石公園」として開園しました。その後、大正4年に陸軍特別大演習が行われた際、大正天皇が訪問されたのをきっかけに「御幸公園」と命名。運動会や盆踊り、消防演習などが行われ、広く市民に利用されてきました。

 また、御幸公園の南東部に位置する蝦夷館(えぞだて)は、公園から橋で結ばれた高台で、昔は先住アイヌ民族の砦であったと伝えられていますが、明治33年の公園整備で、橋が架けられ、桜や松の木などが植栽されています。

 今でも松や桜の老木があり、浅瀬石川や遠くは岩木山を望 むことができますが、 大正天皇行幸の記念碑や秋田雨雀・鳴海要吉両氏の歌碑が設置され、静かなたたずまいを見せています。
 一方、その下を流 れる宇和堰(うわぜき)は、天和3年(1683年)に掘られた人工の用水堰。浅瀬石川から分水され、黒石領内の水田開発に威力を発揮したほか、旧黒石藩と弘前藩の境界線としての役割も果たしてきました。

 この宇和堰沿いに続く昔ながらの道は、毎年今の時期になると、見事な桜の回廊に模様替えします。幅が狭く、カーブが多い道ですが、歴史ある地域住民の生活道路として親しまれています。



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