

2009年2月13日
今を遡ること約1か月前。青森県が誇るご当地新聞「東奥日報」を見ていたところ、目に飛び込んできたのが「是川縄文館、今月下旬に着工」という記事。思えば、これまで遺跡と旨いランチの組み合わせとして、三内丸山遺跡に亀ヶ岡遺跡、小牧野遺跡、二ツ森貝塚、大森勝山遺跡の周辺を回ってきたものの、実は足を運んでいなかったのが八戸市。
青森県の人口第二位の都市であり、東の玄関口である八戸。ここに、2011年に縄文の館ができるにもかかわらず、八戸の縄文遺跡の近くにある旨いものネタは、ググったりヤフったりしてもほぼ皆無…これはいかん!
ということで、車を走らせて向かった先は、種差海岸を見下ろすことができる高台にあるホテル「八戸シーガルビューホテル」。ここにあるのが、ちょっと変わった新・八戸名物のカレー。
ところで、カレーの具材と聞いて思い浮かぶものといえば、やはりポーク、ビーフ、チキンの肉系御三家。一方、これが魚系となると、エビやイカ、あるいはホタテといったものが、ゴロンと入った「シーフードカレー」をイメージするところ。しかし、ここで出しているのは本気でシーフードなカレー。それが、「八戸前沖産 幻のさばカレー」。
オーシャンビューの席で食べるカレーは、名前から来る不思議な感覚を払拭するルックス。それはまるで、ライスの丘とカレーソースの海の組み合わせのようだ。
どうしても青魚を使ったカレーとなると、イメージとして「生臭さはどうなんだ?」となってしまいがちだが、ここのカレーの場合は、八戸の市場に出回らない旨いサバ缶を使っており、すでに完成された商品の味付けを、そのまま活かしてカレーとして提供している。
なので、匂いのようなネガティブな部分は取り除かれており、ポジティブな部分をいかにしてカレーの味に反映させるかが味のカギといった具合。

一口食べて感じたのが、塩味ならぬ潮味がダシの役割を果たしており、どちらかというと「さばの味が効いたカレー味のソース」といった趣。逆に言うと、さばの味が埋没することなく、しっかりと主張した味わいとなっている。
細かくほぐされたさばが、まるでキーマカレーのようにソース中に張り巡らされており、ここに細かく刻まれた色々な具の旨みや食感が加わることで、ハーモニーが楽しい味わいとなる。
とはいえ、カレーの醍醐味はやっぱり、大きな具を食べること。パサパサ感皆無でさばのエキスとスパイスの刺激が一体になった味を、一気に頬張る。
これまで、足を運んでこなかった八戸エリアだったが、まだまだ、「これはこれは…」という味が眠っているかもしれない。そんな期待と共にお店を後にするのであった。二軒目に向かうために。



※メニューは一例です。