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縄文エッセイ|「縄文ファン」の方々が綴ったエッセイ。青森の縄文遺跡の魅力に迫ります。
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縄文エッセイ|「縄文ファン」の方々が綴ったエッセイ。青森の縄文遺跡の魅力に迫ります。

ナワメシ ~縄文遺跡ランチ探訪~|takapu

第18回 青森市「龍虎」

2009年1月30日

人も店も見かけによらず、
例えば派手な店ほど…なんてことありませんか?

自分は、画一的なお店というのが苦手だ。

例えば、それは味が画一的だったり、接客が画一的だったり。日本におけるファミレスの祖であるロイヤルや、ハンバーガーチェーンの礎であるマクドナルドのように、文化を伝来するためにチェーン化されているという、創業者の志があるお店であれば、画一化は手段の一つとなり発信したいメッセージが詰まっているので、それは「素敵な画一化」だと思う。

逆に、一番苦手なのは、お店に思いもコンセプトもなく、「それっぽいでしょ?」みたいなものを発信しようとしている店だ。幸い、青森にはその系統のお店は少ないので、安心して食べ歩くことができるのだが…
 

外観が派手じゃない店だから、
「もしかすると、すごいかもしれない」
と感じてしまう。

三内丸山遺跡の近くにある、この連載ではお馴染みの「三内小学校通り」にある中華料理店、「龍虎」。一見するとここも普通の外観をしたお店なので、イチゲンさんは通り過ぎてしまうはず。

とある日のお昼どきに店のドアを開けると、テーブル席は既に満席で回転テーブルが用意されている座敷に、ようやく空席を見つけることができた。

さて、あとはメニューに目を凝らして食べたいものを指定するだけ。でも、中華料理店の場合は炒め物にしても麺物にしてもやけに種類が豊富だからこれが難しい。ということで、今回も同行者と一緒に悩みぬいた結果、豚肉の角煮ラーメン、マーボ御飯、そして餃子を注文した。

外観が派手じゃない店だから、「もしかすると、すごいかもしれない」と感じてしまう。

おぉ!でかいぞ!!甘いタレがしっかりと絡んだ豚肉の角煮ラーメン

おぉ!でかいぞ!!甘いタレが
しっかりと絡んだ豚肉の角煮ラーメン

最初に登場した豚肉の角煮ラーメン。

小さい角切り角煮が申し訳程度に入ったものではなく、男勝りな大きさの角煮がゴロンと3つ。眠たげな目もこのルックスを見るとパチっと目が覚める。というより、食べなければ…といった責任感が目覚める。

少し甘めに煮込まれた角煮のタレとラーメンスープとの調和でコク深くなったスープが、太めの麺としっかりと絡む。細麺じゃ受け止められない旨さがそこには待っている。麺をすするうちに、更に角煮はトロトロの状態になっているので、個人的にはチャーシュー麺以上の食べ応えを感じた。つまり、ライス追加も必須の味だ。
 

定番メニューの麻婆豆腐と餃子、
妥協は無いが食べ応えあり!

ただ、今回はマーボ御飯を注文しており、炭水化物の3乗を避けるためにそれは断念。とはいえ、このマーボ御飯も食べ応え満載。マイルドなタレと調和した辛さ加減に物足りなさを感じることはなく、辛さと旨さが両立して親しみやすい味に仕上がっている。

そして、スープが旨い。どうしても中華料理店のご飯ものについてくるスープは、若干気合いが弱くなりがちだが、ここのはしっかりと気合いが入っている。

定番メニューの麻婆豆腐

パリパリの皮にジューシーな肉餡。で、最後に登場した餃子。

パリパリの皮にジューシーな肉餡。シンプルで王道のルックスだからこそ、感じさせる何かがある。もっとも、それは単純に旨いということ。何枚食べるかという大食い系にも食べやすく、しっかりと一皿を食べたい人にもオススメ。

やっぱり、自分は「それっぽいもの」しか見せてくれない店は苦手だ。ただ、逆にこのお店のように「料理は旨くなくては」という本質をお皿に宿して提供してくれるお店は大好き。だから、マイ通い詰めたいお店リストにも登録され、メニューを片っ端から食べたくなってしまうのだ。

ところで、縄文のプロモーションに一役買っていただけるということで、このJOMON-FANにこんな大物が登場。この方であれば、「それっぽいもの」を発信するのではなく、縄文の本質を発信してくれること間違いなしだと思う。


データボックス

《龍虎》

  • 住所:青森市西滝2-14-9
  • 電話:017-781-9887
  • 営業時間:11:00~21:00
  • 定休日:火曜日

[メニュー]

  • 豚肉の角煮ラーメン:850円
  • マーボ御飯:750円
  • ギョーザ:400円

※メニューは一例です。

プロフィール|Profile

takapu

  • 1976年神奈川県相模原市生まれ
  • 昔から地域で食されている、伝統的な郷土食の掘り起こしや背景調査によって、食による地域活性化を応援する郷土食コーディネーター。昨年から青森県と共同で、「津軽料理遺産」プロジェクトを進行中。
  • 「郷土の味を、その郷土に住まずに分かるわけがない」というスタンスから、現在は神奈川から青森に移住し、縄文遺跡を探訪しているうちに、縄文遺跡周辺にあるランチが旨い店の発掘に目覚める。
  • 郷土食以外の食べ歩きは、ブログ「ひるどき日本ランチ日記」にて発信中。

 

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