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縄文エッセイ|「縄文ファン」の方々が綴ったエッセイ。青森の縄文遺跡の魅力に迫ります。
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ホーム縄文エッセイ ナワメシ ~縄文遺跡ランチ探訪~:第17回 青森市「グリル えちぜん」

縄文エッセイ|「縄文ファン」の方々が綴ったエッセイ。青森の縄文遺跡の魅力に迫ります。

ナワメシ ~縄文遺跡ランチ探訪~|takapu

第17回 青森市「グリル えちぜん」

2009年1月23日

空腹と戦う深夜時間、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

「ナワメシ」を書くのは、深夜の時間帯になることが多い。

なので、一連の作業を夕食後の満腹メーターが徐々に減少する中で進めることになるのだが、満腹メーターが3分の1ぐらいになってしまった時に料理写真の現像に手を付けると、「あぁ…これ食いたい」となってしまい、冷蔵庫に向かうことになる。

ただ、そんなときに限って、そこに小腹を満たしてくれるものは入っていない。だから、少し砂糖を多めにしたコーヒーを口にしながら、写真の現像を進める。とはいえ、それが自分にとって印象的な一品の写真だとすると、かえって逆効果になってしまうことも多々。炊飯器はカラっぽでパンの買い置きも無いのに…

そんな、深夜の自分が再びうれしくも悩ましい悲鳴を上げてしまうお店に巡り合ったのは数日前のこと。前回、中央軒に足を運んだ数日後、再び三内丸山遺跡に向かう浪館通りが舞台となる。
 

グリル「えちぜん」洋食堂、ふたたび。
「グリル」の文字が食欲をそそる。

「グリル えちぜん」。またもや洋食堂、しかも中央軒からそれほど離れてない場所にある。やっぱり、近代日本の食欲史において「グリル」の3文字は偉大だと思う。

店頭で目を引くのは、カラフルな紙にマジックで書かれたメニューに、黒板に書かれた「今日のサービスメニュー」。正直、自分はこういうのが大好きだ。言い表せないワクワク感満載で中に入り、壁に貼られたメニューを眺めると、どうしても避けては通れないメニューを発見してしまった。

「インデアンピラフ(450円)」

サービスメニューのハンバーグにしようかと思っていた自分は、このピラフと単品のハンバーグを注文することにした。で、この日も同行者がいたので若鶏から揚げ定食を注文してもらい、シェアすることに。

このお店のご主人もコック帽が似合う素敵な紳士。材料に火が通る音が聞こえる中で待つ時間は、やっぱり至福の時間。
 

甘めのタレでご飯が進む!
から揚げバンザイ!!

最初に運ばれてきたのは、若鶏から揚げ定食。

芳ばしく揚がったから揚げにいい色のタレが染み込んでいる。自分は、から揚げを「調味料は薄味で肉の味優先系」と「調味料を少し強めにしてタレの味優先系」という、よくわからん分け方をしているが、両者でご飯の進み具合はかなり違う。

もちろん、このお店の味付けは、ご飯アクセルを遠慮なく踏み込ませてくれる後者。甘めのタレと鶏肉の旨みがしっかり調和し、濃厚でジューシーな仕上がりになっている。

若鶏から揚げ定食

アツアツ鉄板ハンバーグに、
インデアンピラフのお出ましです!

から揚げシェアでこのお店の力を堪能した後は、自分が注文した2品の登場。まずは、アツアツのハンバーグ。

わらじ型のハンバーグは、お店の心意気を感じる大きさ約15、6センチのサービス版。脂っこさなく食べやすい濃さで肉味を楽しめる味付けで、粗めに刻まれた玉ねぎの食感がアクセント。ソースをかけてくださいと言われたものの、結局一度もソースを使わずに食べきってしまった。

そして、注目のインデアンピラフ。

その正体は、豚肉、玉ねぎ、ピーマン、そして細かく刻まれた赤いウィンナーが入り、カレー粉を香り付けで使ったチキンライスのような一品。とにかく、カレー粉の使い方がたまらない。待ち時間でこの香りが身体に入った時の高揚感たるや…。

ケチャップとカレー粉では、米に対する調味ポジションが異なるので、ケンカすることなく不思議なぐらいに調和している。甘さとコクをケチャップが担い、香りと口に入っているときのインデアン感とでも例えればいいのかという不思議な感覚。やみつきになってしまいそうな味だ。

…なんてことを深夜に書いていると、やっぱり今日もお腹が空いてしまう。でも、冷蔵庫を開けることなくコーヒーを飲むことなく、今は空腹のままでここに行きたい。夜が明けたら、雪景色の三内丸山遺跡と雪を溶かすようなエキサイティングな味に会いに行かなくては。

アツアツのハンバーグ

インデアンピラフ

データボックス

《グリル えちぜん》

  • 住所:青森市浪館前田4-2-12
  • 電話:017-766-0096
  • 営業時間:11:30~21:30
  • 定休日:第一水曜日

[メニュー]

  • 若鶏から揚げ定食:800円
  • ハンバーグ(単品):450円
  • インデアンピラフ:450円

※メニューは一例です。

プロフィール|Profile

takapu

  • 1976年神奈川県相模原市生まれ
  • 昔から地域で食されている、伝統的な郷土食の掘り起こしや背景調査によって、食による地域活性化を応援する郷土食コーディネーター。昨年から青森県と共同で、「津軽料理遺産」プロジェクトを進行中。
  • 「郷土の味を、その郷土に住まずに分かるわけがない」というスタンスから、現在は神奈川から青森に移住し、縄文遺跡を探訪しているうちに、縄文遺跡周辺にあるランチが旨い店の発掘に目覚める。
  • 郷土食以外の食べ歩きは、ブログ「ひるどき日本ランチ日記」にて発信中。

 

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