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縄文エッセイ|「縄文ファン」の方々が綴ったエッセイ。青森の縄文遺跡の魅力に迫ります。
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ホーム縄文エッセイ ナワメシ ~縄文遺跡ランチ探訪~:第15回 青森市「パン工房 ブロート」

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ナワメシ ~縄文遺跡ランチ探訪~|takapu

第15回 青森市「パン工房 ブロート」

2009年1月9日

パン好きの皆様、お待たせしました。
やっと、遺跡の近くにパン屋さんを発見です。

私事ながら、実は自分はパンが大好き。

遠足に持っていく弁当の双璧をおにぎりと成すサンドイッチや、菓子パン、惣菜パン。もちろん、食パンにもジャムを塗ったり、あんバターにしたり、時にはフレンチトーストにしたり…とにかく、自分はパンが大好き。

ただ、青森市内の特に縄文遺跡があるあたりには、パン屋なんて一軒もないと思っていた。というより、どうも縄文とパンは結びつかない。「縄文=和」というイメージになってしまうからだ。
 

ジョーモンツーリズムとパンを巡る旅。
しかも、お店も隠れ家ときたら…

でも、パンは小さな旅には欠かせない。小腹が空いたとき手元にあるのがご飯だと、本気モードっぽい食事になってしまうが、パンだと気軽にパクつくこともできる。なので、例えば縄文遺跡を車で周遊する「ジョーモンツーリズム」を実施する際には、いくつかを手元に置いておきたいところ。

そんなツーリズム用のパン選びに理想的なお店が、パン工房ブロート。三内丸山にも小牧野にも近いのが嬉しいところ。

多分、地元じゃない人間が向かうにはナビが必須。それだけ人影少なくひっそりとしたところにお店がある。逆に言えば、お店の周りの雪景色を眺めて思うのが、創作に打ち込むにはもってこいの環境だということ。現に、この店に来る手前には立派な工房の姿もあった。

お店のドアを開け、更にガラス戸を開くと、鼻腔をくすぐるのは焼きたてのパンの香り。やばい、この時点でパン好きの自分は興奮してしまう。

ジョーモンツーリズムとパンを巡る旅。

ジョーモンツーリズムですか?
それとも、パンツーリズムですか?

白い窓から射しこむ光に照らされたパン棚。そこには、素材へのこだわりや調理方法が記された、手書きのPOPの姿も。総菜パン、菓子パン、丸型の食パン。いかん、このままでは、ジョーモンツーリズムではなく、パンツーリズムと化してしまう。

更に隣の棚に目を移すと、今度は焼きカレーパンや、ピザパンの姿と無数のラスク。一口大の試食用のパンが入った籠も、いかにも「試食ですよ」といった扱いではなく、まるで詰め合わせ商品のように並んでいる。

そのラスクにしても、クロワッサンやクルミ、あるいはガーリックや赤トウガラシを使ったなんて一品もある。「そのお店のラスクの種類は、商品アイデアの引き出し数に比例する」という持論があるので、このお店はなんとも魅力的。

白い窓から射しこむ光に照らされたパン棚。

そのお店のラスクの種類は、商品アイデアの引き出し数に比例する

青森に足りないのは、「魅せる」という部分。
でも、ここは自然体でパンを作品として魅せている。

やっぱり、無機質に商品が陳列されているより、お客さんとキャッチボールをしている空気が伝わっているお店での買い物は楽しい。目で癒され、香りで癒され、接客に癒され、そして味に癒される。そんなお店だからこそ、長居して一つ一つのパンとにらめっこ。すると、いつの間にか1,500円分ぐらい買っていた。

たとえば、10種類の雑穀を使ったパンとか。

目で癒され、香りで癒され、接客に癒され、そして味に癒される。

「ウチは、普通のパンを作っているだけです。」
なかなか、そんな言葉は言えません。

売り場の奥にある焼き場から出てきたご主人にお話を伺うと、「ウチは、普通のパンを作っているだけだよ!」とのこと。でも、普通というのが一番難しい。細部にこだわりを感じさせるパンを食べていると、作り手が言う「普通」のレベルの高さが見えてくる。

さぁ、熱い気持ちが詰まった、焼きたてのバターロールを堪能したら、車を走らせて縄文遺跡に会いに行こう。

ライスを注文して、変形スープカレーを楽しむ

データボックス

《パン工房 ブロート》

  • 住所:青森県青森市大字高田字朝日山809-208
  • 電話:017-718-2561
  • 営業時間:11:00~18:00
  • 定休日:日・月曜日

[メニュー]

  • 焼きカレーパン:140円
  • ラスク(各種):150円
  • 十穀パン:100円

※メニューは一例です。

プロフィール|Profile

takapu

  • 1976年神奈川県相模原市生まれ
  • 昔から地域で食されている、伝統的な郷土食の掘り起こしや背景調査によって、食による地域活性化を応援する郷土食コーディネーター。昨年から青森県と共同で、「津軽料理遺産」プロジェクトを進行中。
  • 「郷土の味を、その郷土に住まずに分かるわけがない」というスタンスから、現在は神奈川から青森に移住し、縄文遺跡を探訪しているうちに、縄文遺跡周辺にあるランチが旨い店の発掘に目覚める。
  • 郷土食以外の食べ歩きは、ブログ「ひるどき日本ランチ日記」にて発信中。

 

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