

2008年12月15日
思えばこのナワメシ、これまで一切テイクアウト部門を取り上げてこなかった。
というのは、特にこの時期に青森の縄文遺跡を巡った後なんかは、身体が「寒い」という言葉に包まれてしまい、暖の取れるお店に行って熱々の料理、できたての料理、こだわりの料理といったものを食べたくなるからである。
また、その逆もしかり、遺跡にたどり着くまでが意外に時間がかかることが多いので(特に、街中から離れた遺跡に行く場合)、やっぱり体力をつけるべくがっつりとランチを食べておきたいところ。
じゃぁ、「縄文遺跡を巡った帰りに買いたくなる、えらい旨いもの」というものはないのか?
そう、これまで自分は縄文遺跡を「公園」だ「デートスポット」だという具合に勝手に説いているものの、買って家に帰って遺跡を巡った人と一緒に食べるようなものについては、何一つ触れていなかった。
ということで、亀ヶ岡遺跡の最寄駅・木造駅からのメインストリート沿い、以前に訪問した三浦食堂がある通りを更に北へと向かうことに。すると、目に入るのは一軒のお店。数枚並んだガラス戸と、その奥にうっすらと見えるカウンターが、興味をそそる「菓子工房カナン」である。
ガラス戸の向こう側に入ると、カウンターに並んだお菓子類が目に入る。その一つ一つが素材と温もりにこだわり、100%の気持ちが込められた品ばかり。しかも、過剰な包装がされていないので、お菓子そのものの魅力が伝わってくる。
籠の中には和洋折衷とり揃っており、黒糖まんに笹もち、あるいはマドレーヌやごまのかりんとう。はっきり言って、大半のお菓子を食べた身として言わせてもらうと、どれを取っても期待を裏切ることはない。なので、食べたいものを数種類、マイセレクションで買って帰るのがオススメ。


その中でも、特にオススメしたいのがしとぎ餅。
これぞ、懐かし型の甘味。お餅をガブっと頬張るとやさしい甘さの餡子があふれ出してくる。この甘味はもともと、囲炉裏の灰に生のお餅を入れて、その熱で焼いていたものが起源となっており、そんな昔のシチュエーションを思いながら食べると、知恵が詰まった味は更に深みを増すこと間違いなし。
そして、ここまで来たらぜひとも食べておきたいのが、この一品。

シンプルな作り方のカラメルアイス牛乳と砂糖だけで作ったというカラメルアイス。シャクっとした歯触りは、いわゆるアイスクリームでもなければシャーベットでもない不思議な口当たり。この冷たい塊がじわっと溶け出すと、甘くて少しほろ苦さが効いた甘さが口の中に印象を植え付ける。
どうしても、アイスものは寒い時期になると避けてしまいがちだが、寒さを旨さで忘れさせるこの一品は必須だ。
ただ、ひとつだけ注意したいのが、このお店のお菓子は完全手作りなので、あまり多くの量は置いてないということ。なので、他のお客さんをがっかりさせないように、マイセレクションをする際には大人買いには走らずに、粋な買い方をしたいものだ。

※メニューは一例です。