

2009年6月12日
普段の練習の成果を試すべく、先日、とあるマラソン大会に出場しました。当日は小雨まじりの天気でしたが、それが新緑に染まるコースをさらに鮮やかし、また、湿度も丁度良く呼吸も楽に感じました。多少の雨なら濡れながら走るというのも時には気持ちのいいものです。

さて、今回はしじみ貝で有名な十三湖の南に位置し、青森市から60kmほどのつがる市木造ある亀ヶ岡遺跡と田子屋野貝塚周辺をランニングしてきました。この2つ遺跡は時代は異なるものの100mほどしか離れておらず同時に楽しむことができます。
遮光器土偶のシャコちゃんで有名な亀ヶ岡遺跡の駐車場に車を止め、そこから田子屋野貝塚周辺を散策し、日本海方面に向かって走り出しました。
亀ヶ岡遺跡のある場所は現在民家や神社などの建物が建っており、現在も多くの土器や土偶などの遺物がその下に眠っているとのこと。そのため、現地では実際に遺物は見ることは出来ませんが、今まさに自分の足下にまだ発掘されていない土器や土偶などが眠っているんだなと思うと感慨深いものがあります。
その後、2kmほど離れた「木造亀ヶ岡考古資料室 縄文館」へ向かいました。ここでは亀ヶ岡で実際に発掘された土器や土偶、矢じりなどが展示されています。個々の遺物には発見した個々人の名前が表示されており、畑など民家の敷地から出土したということがわかります。丁度居合わせた団体客のガイドに話を聞くと、今でも亀ヶ岡遺跡のある各家々では数多くの土器のかけらなどを所有しているとのことでした。

縄文館を出てさらに日本海側に進むと多くのトラックや車が止まっており、歓声が聞こえたため覗いてみると馬力大会が行われていました。ちょいと寄り道し、近くで観戦していたおじさんから話を聞くと、次が一番体の大きい横綱級のレースとのこと。レースが始まると2頭の馬が力強く走り出します。小高い丘の障害に差し掛かると馬は鼻息を荒くし、甲高い声を上げ、重りで繋がれたチェーンを「ガシャーン ガシャーン」と鳴らしながら少しずつ登る姿は、思わず食い入ってしますほどの迫力でした。県内では十和田地域でも開催されているらしく、馬とのつながりが文化として地域にしみわたっているということがわかります。
さらに南下して目的地の津軽国定公園内にあるベンセ湿原に到着しました。地図で見ると分かりますが、このあたりは大小数多くの池や沼が存在します。縄文時代は今よりも内陸に海岸線があったとのこと。もしかしてこのあたりは縄文時代に海だったのかもしれませんね。
休憩しながら散策路に入ると広大な湿原一面に黄色いニッコウキスゲが満開で目を楽しませてくれます。6月下旬になると今度は紫色のノハナショウブが咲くとのこと。また、ここからは津軽富士と呼ばれる県内最高峰の岩木山を臨むことができます。
ランニングしていてこういった景色やイベントに出会えるというのが何よりの楽しみですね。
ここを折り返し亀ヶ岡遺跡に戻り、全行程約12km。ちょうどお腹が空いたので車で巨大シャコちゃんのモニュメントで有名な木造駅に移動し、その目の前にある「神武食堂」に入りました。気をつけてください。ここの担々麺はやみつきになりますよ。ごまとザーサイと絡み合った肉味噌、歯ごたえのよいシャキシャキとしたもやし、濃厚で丁度良い辛みのスープとの相性が抜群で食欲を誘います。これを食べるためだけを目的に来たくなるほどの美味しさです。担々麺を食べながらお店のマスターと世間話で盛り上がると、帰り際にマスターがサッとコーヒー牛乳を差し出し、「これで眠気を覚ましながら気をつけて帰ってね」と。そのちょっとした心遣いがとても嬉しかったです。
今回は青森県の遺跡、自然、人情に触れ、体も心も満たされた充実した一日になりました。
次回はどんな出会いがあるのか楽しみです。
参考:今回の走行距離12km 時間2時間30分 消費カロリー988kcal(生ビール中ジョッキ5杯分)

今春青森に移住し、週末はランニングで県内各地の縄文遺跡周辺を散策し、その後はもちろん青森まるかじり(肴、お酒、温泉…)