十和田市教育委員会 学校・教育
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  平成19年度全国学力・学習状況調査



 平成19年度全国学力・学習状況調査(十和田市の結果)について
 
1 趣 旨
   十和田市教育委員会では,今年度より,学力向上策を総合的且つ計画的に推進し,次代を担う児童生徒が変化の激しい社会を生き抜いていくために必要な「確かな学力」の着実な定着を目指した『とわだっ子学力向上アクションプラン』を立ち上げ,学校,家庭,地域社会と連携を取りながら推進に努めているところです。その経過も踏まえ,文部科学省が本年4月に実施した全国学力・学習状況調査に参加しましたが,このたび調査結果が公表されましたので,その概要をとりまとめました。

 
2 調査の概要
(1) 本市の調査の対象学年と実施した学校数・児童生徒数
 
市内学校数 対象学校数(実施率) 実施した児童生徒数
小学校第6学年 21校 20校(100%)  741名
中学校第3学年  9校  9校(100%)  687名
(※ 対象学年の在籍児童がいないため,滝沢小は除く。)
(2) 調査の内容
  I 教科に関する調査
  ア) 主として「知識」に関する問題【国語A,算数・数学A】
  身に付けておかなければ,後の学年等の学習内容に影響を及ぼす内容
  実生活において不可欠であり,常に活用できるようになっていることが望まし い知識・技能
  イ) 主として「活用」に関する問題【国語B,算数・数学B】
  知識・技能等を実生活の様々な場面に活用する力などに関わる内容
  様々な課題解決のための構想を立て実践し評価・改善する力などに関わる内容
  II 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査
  学習意欲,学習方法,学習環境,生活の諸側面等に関する調査

 
3 調査日
  平成19年4月24日(火)   [※結果公表日;平成19年10月24日(水)]

 
4 調査結果の概要
(1) 全国及び県の状況                   (※データは公立学校分)
 
平均正答率 平均正答率
全 国(%) 青森県(%) 全 国(%) 青森県(%)
小学校国語 A 81.7 85.0 中学校国語 A 81.6 83.8
同  B 62.0 66.0 同  B 72.0 73.0
小学校算数 A 82.1 85.8 中学校数学 A 71.9 73.9
同  B 63.6 66.4 同  B 60.6 61.2
   上表から分かるように,青森県の児童生徒は,小学校第6学年,中学校第3学年の国語,算数・数学のA・B問題すべてで,全国(公立)の平均正答率を0.6〜4.0ポイント上回っています。
 全国的な傾向としては,平均正答率が主に「知識」を問うA問題が70〜80%台だったのに対し,知識を「活用」できるかを主に問うB問題が60〜70%台と10〜20ポイント低く,文科省は「知識を中心に指導の成果が出ているが,活用力に課題がある。」と分析しています。今後の教育施策や学習指導要領の改訂に結果が反映 されることが予想されます。
 
(2) 十和田市の状況
  I 教科に関する調査結果の概要
   十和田市の調査結果は,対象学年の小学校第6学年,中学校第3学年ともに国語,算数・数学の各教科で,県とほぼ同程度,若しくは若干高めの結果でした。各教科の概要は下記の通りです。
 
  【小学校国語】
 基礎的な言語活動や言語事項に関する知識・技能が身に付いているかどうかをみる国語Aの問題では,十和田市の児童の平均正答率は,県の平均正答率と同程度である。
調査結果から,相当数の児童が今回出題している学習内容を概ね理解していると考えられる。
 基礎的な言語活動や言語事項に関する知識・技能を活用することができるかどうかをみる国語Bの問題では,十和田市の児童は,県の平均正答率を上回っている。しかしながら,A問題(知識)に比べると平均正答率は低く,知識・技能を活用する力に課題がみられる。
 
  【小学校算数】
 数量や図形についての基礎的・基本的な知識・技能が身に付いているかどうかをみる算数Aの問題では,十和田市の児童の平均正答率は,県の平均正答率を若干下回っている。
調査結果から,相当数の児童が今回出題している学習内容を概ね理解していると考えられる。
 数量や図形についての基礎的・基本的な知識・技能を活用することができるかどうかをみる算数Bの問題では,十和田市の児童は県の平均正答率を上回っている。しかしながら,A問題(知識)に比べると平均正答率は低く,知識・技能を活用する力に課題が見られる。
 
  【中学校国語】
 基礎的・基本的な言語活動や言語事項に関する知識・技能が身に付いているかどうかをみる国語Aの問題では,十和田市の生徒は県の平均正答率を上回っている。調査結果から,相当数の生徒が今回出題している学習内容を概ね身に付けていると考えられる。
 基礎的・基本的な言語活動や言語事項に関する知識・技能を活用することができるかどうかをみる国語Bの問題では,十和田市の生徒は県の平均正答率を上回っている。
しかしながら,A問題(知識)に比べると平均正答率は低く,知識・技能を活用する力を確実に身に付けさせる必要がある。
 
  【中学校数学】
 数量や図形などについての基礎的・基本的な知識・技能が身に付いているかどう かをみる数学Aの問題では,十和田市の生徒は県の平均正答率を上回っている。 調査結果から,今回出題している学習内容を確実に身に付けさせる必要がある。
 数量や図形などについての基礎的・基本的な知識・技能を活用することができる かどうかをみる数学Bの問題では,十和田市の生徒は県の平均正答率を上回っている。
しかし,A問題(知識)に比べると平均正答率は低く,知識・技能を活用する力に課題が見られる。
 
  II 生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査結果の概要
   質問は99〜101項目にわたり,学習に対する意識や生活に関することを細かく聞いています。調査結果が多岐にわたるため,ここでは,十和田市の児童生徒の全体的な傾向についてお知らせします。
 
  【生活リズムや生活習慣について】
   本市の児童生徒は,「毎日の朝食」,「学校へ持っていく持ち物の確認」,「身の回りのことを自分でする」,「起きる時刻」,「宿題をする」,「家族と一緒の夕食」,「相手や場面に応じた言葉遣い」などの項目での自己評価が高く,健全な家庭生活の様子が伺えます。
 質問項目の中では,「勉強時間を自分で決めて実行すること」や「テレビやゲームで遊ぶ際のルールづくりや時間」,「読書」,「地域行事への参加」などの自己評価が児童生徒ともに低く,改善に向けた取り組みが必要と思われます。
 読書に関する「家や図書館で,普段(月〜金曜日),1日にどれぐらいの時間,読書をしますか」という質問では,「全くしない」と答えた児童生徒の割合が,小学生で2割,中学生で4割という状況です。
 
  【学校生活について】
   本市の相当数の児童生徒は,学校で「好きな授業」や「楽しみにしている活動」 があり,「友達と会う楽しさ」を感じています。また,「学校のきまりを守ること」や「友達との約束を守ること」の質問に,「はい」と答えた児童生徒の割合は,全国や県を大きく上回っており,本市の児童生徒の規範意識の高さを確認できる結果と思われます。
 教科の学習に関する質問では,勉強することの大切さや学習内容を理解するための取り組み,学習方法などは前向きであり,概ね,本市の児童生徒は,堅実で健全な学校生活を過ごしていると思われます。

 
5 今後の対応
(1)  市教育委員会では,本市の児童生徒が「確かな学力」を身に付けていくための課題を探り,これまでの調査(県の学習状況調査,各校のCRT検査等)と同様に,市立小中学校全体の調査結果の分析と考察を行い,その結果を各学校に提供し,教師の指導法の改善を図ります。
(2)  各学校では,自校の調査結果の分析と考察を行い,児童生徒一人一人への手だてを示しながら,教育課程の改善や教師の授業力向上の取り組みを進めます。



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